市町村で働く保健師の魅力

保健師の働き方

皆さん、こんにちは。

ぽんきちです。

本日は、市町村で働く保健師の魅力をお伝えしていきたいと思います。

看護学生
看護学生

市町村で働く保健師の魅力ってなに?

・市町村の保健師として働きたいけど、具体的にどのような仕事をするの?

・どのようなことにやりがいを感じるの?

都道府県で働く保健師とは何が違うの?

このような疑問を感じている方には、間違いなく参考になると思います。

ぜひ、皆さんの進路の参考にしてください!

本日の内容は以下の通りです。

市町村で働く保健師とは?

市町村で働く保健師の勤務先は、市町村保健センターである場合が多いです。

市町村保健センターとは、

・市町村は、市町村保健センターを設置することができる。

・市町村保健センターは、住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査その他地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする施設とする。

地域保健法 第4章 第18条

と定められています。

簡単に言い換えると、地域住民の健康・福祉の相談窓口となり、身近に利用できる第一線機関が市町村保健センターということになります。

市町村保健センターでは何ができるの?(具体的な仕事内容)

市町村保健センターでは、何ができてどのような業務を行うのでしょうか?

先ほども紹介した、地域保健法でも

市町村保健センターは、住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査その他地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする。

地域保健法 第4章 第18条

と定められているとおり、市町村保健センターでは、地域住民のニーズやライフスタイルに沿った様々なサービスが提供されています。

具体的に言うと、

母子保健事業

母子健康手帳の発行や子育て教室、新生児訪問、乳幼児健診、離乳食教室など母子・子育てに関連する事業を行う。

子どもの支援だけではなく、母親の精神面、身体面のフォローなどを行う業務もあり、子どもが生まれる前から生まれた後まで一貫してサポートしていく。

成人保健事業

生活習慣病の予防から健康診断、がん検診、乳がん検診などを実施し、働き世代の健康の維持・増進を目指す事業を行う。

健康寿命を延ばそうという働きがけがされている現代において、成人期からの健康づくりは非常に重要なポイント。健康診断の受診の勧告、栄養指導や運動指導等、他職種と連携をとりながら調整していく業務も多数ある。

高齢者保健事業

高齢者を対象に、家庭訪問や栄養指導や運動習慣の確立を支援し生活習慣病、フレイルなどの予防を行い健康寿命を伸ばすための事業を行う。

健康教室を実施したり、実際に訪問に行って栄養指導やリハビリなどのサービスを提供したりする。

そのための計画や他職種との連携、調整などを行い、評価まで実施する。サービス全体のかじ取り役を担うことも多い。

その他にも、歯科関連のサービスを行ったり、地域住民主体の行事の手伝いをしたりと様々な業務があります。

市町村で働く保健師の魅力

市町村で働く保健師の魅力は、なんといってもその地域、住民に沿ったサービスを提供することができる点です。

これは、保健所(都道府県で働く保健師)との違いにもなりますが、保健所の業務は基本的に地域保健法で定められているものに固定されています。

地域保健法 第3章 保健所

それに対して、市町村保健センターは、住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査その他地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする

としか、定められていません。

裏をかえせば、その地域や住民の健康ニーズやライフスタイルに沿った地域ならではのサービスを提供して良いですよということです。

そのため、地区診断、地域診断を行い、その地域住民の健康問題を明らかにし、その問題を解決できるサービスを考え、年度の計画に盛り込んでいきます。

こういった観点からみると、保健所よりも市町村で働く保健師の方が自由度が高いのかもしれません。

僕なりに、この自由度の高さ、そして住民が求めているニーズに応えることができた時の達成感は市町村で働く保健師の魅力だと思っています。

さいごに

保健師として働くうえで、保健所で働くか、市町村で働くか迷うことも多いと思います。

どちらか1本で行くんだ!という強い思いがある方は、ぜひ自分の目指す道をまっとうして頂きたいです。

しかし、

・どちらも経験してみたい

・どちらがいいか決めきれない

という方もいると思います。

ちなみに、僕もそのタイプでした。

そういった方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

この記事が、みなさんの進路の参考になると嬉しいです。

こういった事が知りたい!教えてほしい!等ありましたら気軽にコメントください。

お待ちしております。

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