政令指定都市で働く保健師の魅力を教えてほしい!

保健師の働き方
看護学生
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政令指定都市で働く保健師ってどんな業務をするの?

本日は、政令指定都市で働く保健師の魅力をお話していきます。

この記事は、

  • 就職先を政令指定都市か市町村かで迷っている
  • 市町村と政令指定都市の保健師の違いがわからない
  • 政令指定都市で働く保健師の業務内容が知りたい

そういった方の悩みを解決する内容となっています。

保健師として、行政で働きたいという方には参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!

行政保健師を目指している方は、下記記事も合わせてご参照ください!

本日の内容は以下の通りです。

政令指定都市とは?

看護学生
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そもそも、政令指定都市ってなに?

政令指定都市とは、地方自治法で

政令で指定する人口50万以上の市

地方自治法第259条の19第1項

と規定されています。

一般的に「政令指定都市」と呼ばれることが多いですが、地方自治法で規定されている正式名称は「指定都市」です。

現在、日本には20の都市が政令指定都市に指定されています。

大阪市 名古屋市 京都市 横浜市 神戸市 北九州市 札幌市 川崎市 福岡市 広島市 仙台市 千葉市 さいたま市 静岡市 堺市 新潟市 浜松市 岡山市 相模原市 熊本市

地方自治法第259条の19第1項

政令指定都市の特徴

政令指定都市の特徴は大きく分けて以下の2つがあります。

  • 道府県と同等の財政能力
  • 区を作ることができる

保健師として働く上で、知っておいた方が良いことなので詳しく説明していきます!

道府県と同じくらいの財政能力を持っている

政令指定都市は、道府県と同等の財政能力を有しています。

この特性上、大都市に関する特例という規定により、一般的に都道府県が扱う事項を市町村が扱えるようになっています。

保健師の業務に関わるものだと

・母子家庭及び父子家庭並びに寡婦の福祉に関する事務

・老人福祉に関する事務

・母子保健に関する事務

・介護保険に関する事務

・障害者の自立支援に関する事務

・生活困窮者の自立支援に関する事務

・食品衛生に関する事務

・医療に関する事務

・精神保健及び精神障害者の福祉に関する事務

・結核の予防に関する事務

・難病の患者に対する医療等に関する事務

など、かなり多くの業務があります。

これらを政令指定都市は、一挙に引き受けて保健活動をすることができるんです!

区を作ることができる

では、その業務を1つの保健所で担うの?というとそうではありません。

そこで出てくるのが、政令指定都市の2つ目の特徴であるについてです。

地方自治法では、政令指定都市は、市を区に分けて事務を分割してよいと書かれています。

人口が多い分、市全体を複数の区に分割して、その区ごとに業務を行っていこうという感じです。

このように区ごとに業務を分割することで、その区の特性にあった区づくりを展開しつつ、都道府県の業務内容も反映させることができるようになります。

政令指定都市の保健師の働き方

看護学生
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政令指定都市の保健師の働き方ってどんな感じなの?

結論、母子や高齢者保健などを担う「市町村保健センター 」と感染症対応や障害者支援、難病患者支援などを担う「保健所」の業務を両方行います

上記でもお話した通り、政令指定都市は道府県の業務を行うことができます。

そのため、もともとの「市町村保健センター」の業務にプラスして都道府県が行っている「保健所」の業務両方を行うことができるんです。

政令指定都市で働く保健師の魅力

では、政令指定都市で保健師として働く魅力は何があるのでしょうか?

様々な業務を経験できる

大きな魅力の1つは、様々な経験ができることです。

一般の市町村に行政保健師として就職すると市町村保健センターの業務しか経験することができません。

しかし、政令指定都市の保健師として就職すると市町村保険センターの業務にプラスして保健所の業務も経験することができます。

都道府県の業務も経験できるため、より高い視座から保健活動をみることができます。

保健師としてのキャリアをより向上させたい人にはおすすめです。

専門性を高めることができる

政令指定都市の性質上、保健師は「業務分担制」と「地区担当制」の併用で業務を進めていく場合が多いです。

上記記事にも書きましたが、業務分担制を採用することで、1つの業務に集中することができ、保健師としての役割や専門性を深く集中的に身に付けることができます。

基本給が高い

政令指定都市の保健師は、他の自治体に比べて給料が高い場合が多いです。

「市町村保健センター」+「保健所」の業務を担っているので、当然と言えば当然かもしれません。

また、各都市によって違いはありますが、

責任職への昇任も政令指定都市では早く、寛容な場合が多いです。

早く昇任できる分、給料が上がりやすいですし、やりがいや充実感も得られると思います。

※昇任体制については、各自治体ホームページなどでご確認ください。

まとめ

本日は政令指定都市働く保健師の魅力についてお話しました。

・政令指定都市とは人口50万以上の市のこと

・政令指定都市は、道府県の業務を担うことができる

・政令指定都市の保健師は「市町村保健センター」+「保健所」の業務を行う

・政令指定都市の保健師の魅力は、

  1.様々な業務を経験ができる

  2.専門性が高められる

  3.基本給が高い

政令指定都市で働くか、その他の市町村で働くか迷っている方の参考になれば幸いです。

最後まで、ご視聴くださりありがとうございました。

この記事を書いた人
たくみ

社会人3年目(24)
「公務員を目指す学生や社会人へ公務員試験の突破方法」
をメインにブログを書いている人

【実績】
・2021年、2023年の公務員試験を受験
・4つの自治体を受験し、すべてに上位で合格
・Instagramではフォロワー1,700人突破!

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