保健師の理想と現実(行政保健師編)

保健師の働き方
ぽんきち
ぽんきち

みなさん、こんにちは!

ぽんきちです。

本日は、保健師の理想と現実というテーマでお話していきます。

・行政保健師で就職するか悩んでいる

・行政保健師の現実を知りたい

・リアルな声が知りたい

こういった方には、参考になると思いますのでご覧いただけると幸いです。

本日の内容は以下の通りです。

保健師の理想

定時で帰れる

皆さん、行政保健師(公務員)と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか?

僕は、大学時代に保健師を志した時、

保健師は定時で帰ることができて、土日祝日が休み

こういった印象を持っていました。

特に、看護師の働き方を身近に感じることのできる看護学生は理想な働き方に思えるかもしれません。

働きやすい環境

看護師の実習などで病院へ行くと、看護師さんの忙しさや大変さが身に染みて感じますよね。

こんな労働環境で働くのは嫌だ。

こう思って、保健師の道を選ぶ人も少なくないと思います。

保健師は、公務員だし働く環境は良さそう。優しいヒトが多そう。

こういったイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

看護学校の病院実習は過酷そのものですからね。

保健師で公務員という働き方に憧れるのも納得です。

安定している

公務員と言えば、どのような印象を持っていますか?

・生活が安定している

・お金持ちになれる

・生涯安心

こういったイメージの方が多いと思います。

確かに、公務員になれば倒産の心配はないですし、リストラの心配もほぼしなくて良い。

そして、景気に流されず、安定した給料がもらえる。

今回の新型コロナウイルスの流行でさらにこういった風潮が強まったと思います。

上記のような面は、かなりの強みに見えるかもしれません。

保健師の現実

定時では中々帰れない

保健師の現実として、定時では中々帰ることが難しいです。

もちろん、定時で帰れるように調整したり、実際に帰ることは可能です。

ここでは、定時で帰ることが難しい要因を3点解説します。

住民対応が長引く

保健師は、部署や課、自治体にもよりますが、基本的な役割は地域住民の健康・福祉の窓口、相談役です。

市町村保健師の働き方はこちらを参考に!↓

地域の健康・福祉の窓口になるため、その対応は必須の業務になります。

もちろん、数分で終わったり相談件数が少なければ良いのですが、理想通りにいかないことがほとんどです。

何時間も話を聴くことやクレーム対応をすること、こういった仕事も保健師の業務のうちの1つですが、ほかにもやらなければいけない仕事もあります。

イメージで分かりやすいのが、看護師がナースコールで患者さんから呼ばれる感じです。

こういった、業務に時間を割かれてしまい、事務的な記録や資料作成、文書の作成などが後手後手に回ってしまいます。

その結果、窓口が閉まる定時以降に事務仕事をしなくてはいけないというケースが多くなります。

業務量が多い

特に地区担当制を導入している自治体に多いように感じます。

地区担当制のメリット、デメリットはこちら↓

地区担当制は、もちろん素晴らしい働き方なのですが、デメリットとして業務量が多くなる傾向にあります。

担当地区すべてを任されるわけですからね。

そのため、時間内に仕事が終わらず、残業をすることが多くなります。

時間外での対応がある

例えば、感染症業務に従事していたとします。

感染症業務では、感染の拡大を抑えるために、地域住民に聞き取り調査を行ったりします。(積極的疫学調査)

その調査の日程や時間帯を対象者の方と調整するのですが、聞き取りができるのが、仕事が終わってからしか時間が取れないという方がほとんどです。

それもそのはず、地域の方々は日常生活があり職に従事している方がほとんどですからね。

そのため、定時以降に聞き取り調査などを行うことが多くなり、必然的に残業をすることになります。

働きやすい環境かどうかは職場による

これは、どの職に就いても同じことが言えると思います。

保健師(公務員)も同様で、働きやすい環境かどうかは、担当課、自治体によって様々です。

また、公務員という職はトップダウンの意識が強いため、上司の指示はほぼ絶対です。

そのため、上司によっては、異動までの期間の働き方に大きな影響がでるのも事実です。

若手公務員の離職率が上がっているというデータも出ている通り、融通の利かなさからくる働きにくさは今の時代に合っていないのかもしれません。

こちらの記事は国家公務員が対象ですが参考になると思いますので是非↓

若手の男性官僚、7人に1人が数年内に辞職意向: 日本経済新聞

給与が少ない

公務員は安定している。

こういった言葉は良く聞きます。

ここからは僕個人の意見でお話します。

確かに、安定はしています。

景気によって給与の浮き沈みはないですし、倒産やリストラの可能性も限りなく低いです。

しかし、そもそも、もらえる給与は高くはないですし、中々上がらない、上限が見えているのも事実です。

国家公務員の資料ですが参考までに!↓

令和4年国家公務員給与等実態調査報告書

特に、若いうちはかなりカツカツです。

そして、副業も禁止されているため、若いうちからお金を稼ぎたい方には向かない職かもしれません。

さいごに

今回は、保健師の理想と現実についてお話しました。

この記事だけを見ると、保健師に対してマイナスなイメージを持たれるかもしれませんが、

保健師という職はこういった面を考慮しても魅力的な職だと僕は思っています。

保健師の魅力はこちらでたくさん語っているので是非!↓

しかし、現実を知っておくのも大切なことだと思いますので、是非参考にしていただけると幸いです。

Instagramでは、保健師について幅広く情報を発信しています!

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この記事を書いた人
たくみ

社会人3年目(24)
「公務員を目指す学生や社会人へ公務員試験の突破方法」
をメインにブログを書いている人

【実績】
・2021年、2023年の公務員試験を受験
・4つの自治体を受験し、すべてに上位で合格
・Instagramではフォロワー1,700人突破!

知りたい情報などあれば気軽にコメントしてください!

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