公務員へ転職したいけど、公務員試験の社会人枠って難しいの?
本日は、そういった悩みを解決する記事を用意しました。
不安定な現代において、安定した公務員への転職を考えている方は多いと思います。
しかし、公務員への転職時には知っておくべきことが多くあります。
本記事では、現役公務員が人事担当から聞いた社会人枠での採用の難易度、倍率、対策方法についてお話していきます。
実際に、人事から直接話を聴いているのでリアルな情報ですよ!
この記事で、公務員への転職を成功するヒントをつかんでくださいね!
公務員試験の社会人枠とは【倍率・年齢・試験形式を解説!】
さて、本題です。
ここからは、公務員試験の社会人枠で押さえておくべき基本的な情報を2つに絞って解説していきます!
●倍率について
●試験形式について
社会人枠の倍率は?【基本的に10倍以上】
自治体 | 申し込み人数 | 受験者数 | 最終倍率 |
---|---|---|---|
特別区(事務) | 1,799人 | 1,302人 | 7.6倍 |
横浜市(事務) | 939人 | 677人 | 28.2倍 |
大阪府(行政) | 950人 | 619人 | 29.5倍 |
広島市(行政) | 204人 | 162人 | 7.0倍 |
福岡県(行政) | 1,324人 | 805人 | 15.8倍 |
この表は、令和3年度主要都市の社会人枠採用倍率です。
最終倍率の平均は約17.6倍と、基本的には10倍を越える数値になります。
どうして、こんなに倍率が高くなるの?
一般採用と比べて、採用人数が少ないからだよ!
さらに、人気も高いから受験者数が多くなることも要因かな!
自治体によっては10倍を切る場所もあるので、希望する自治体の倍率はチェックしておきましょう!
人事からの情報だと、辞退者もかなり多いみたいなので、数字ほど倍率は高く感じないかもしれません!
試験形式について【公務員への転職ルートは主に2つ!】
公務員へ転職するルートは、主に以下の2つがあります。
この2つの試験形式は何が違うの?
大まかに言うと、【年齢】かな!
細かな違いも含めて、詳しく説明していくよ!
一般試験について
一般試験は、新卒で公務員になるのと同じようなルートで公務員を目指します。
一般試験の対象年齢は、【30歳前後】とされています。
そのため、一般試験で公務員への転職を目指すのであれば30歳を目安にしましょう。
一般試験については「公務員のなり方と就活の進め方」で詳しく解説していますのでご覧ください!
社会人経験者枠について
社会人経験者枠(以下、社会人枠)は、受験資格が少し異なります。
対象年齢は、【20代後半~50代後半】までと幅広く設定されています。
20代後半って、一般試験の年齢と被ってない?
その通り!
一般試験と社会人枠の一番の違いは、社会人経験の年数だよ!
社会人枠には
「他の企業や自治体で〇年以上勤務経験のある者」
のような、受験条件が加わることが多いです。
そのため、自治体の受験条件に満たしている場合【社会人枠】での受験が可能、満たしていない場合【一般試験】での受験になります!
※社会人経験者枠の条件を満たしている方でも、一般試験で受験することは可能です。
さらに、社会人枠の試験は一般試験と比較して専門試験の実施がない場合が多いです。
また、一般教養試験もSPI型と言われる、SPI試験のみで受験できる場合もあります。
勉強の負担が少ないのが【社会人枠】の特徴です!
SPI試験については「公務員試験におけるSPI3について徹底解説」で詳しく解説しているのでぜひ、ご覧ください!
【社会人枠】では、専門試験がない代わりに
前職での経験を活かしたプレゼンテーション試験を実施する自治体もあるよ!
受験要項を確認しておこう。
社会人枠を攻略する方法【この2軸で対策する!】
公務員へ転職するためには、「公務員試験」を受ける必要があることは上記の説明で理解できたと思います。ここからは、公務員試験における社会人枠の対策方法を解説していきます。
社会人枠を攻略するためには、以下の2つを軸に対策していく必要があります。
●筆記試験
●論文・面接試験
筆記試験対策
一般試験・社会人枠どちらで受験するにしても避けて通れないのが筆記試験です。
ここでは、どちらにも共通することの多い一般教養試験について具体的な対策方法を紹介していきます。
公務員試験の一般教養試験は5分野20科目ほどから出題されます。
全様をまとめると、こんな感じです。
一般教養試験を突破するには、40~50点満点中6割(24点~30点)を取ればOKです。
合格ラインを突破する方法については「【有料級】公務員試験で合格ラインを突破する方法」で詳しく解説しているのでご覧ください!
上記記事でも、紹介していますが、一般教養試験で合格ラインを越すためには【数的処理】と【文章理解】の攻略が鍵になります。
そのため、まずはこの2科目を重点的に勉強してください!
独学で勉強しようと思っているんだけど、何かいい方法はある?
独学で勉強するのであれば、「【これ選べば間違いない】数的処理のおすすめ参考書16選」を参考にしてみてください。
文章理解については、「【満点を狙える】文章理解の解き方のコツ」「英語は捨て科目!?解き方のコツを解説」をご参考に!
独学で勉強する時間が取れない…
早く会社も辞めたいし、最短で合格できる方法はない?
そんな方は、オンライン予備校がおすすめです!
『社会人におすすめのオンライン予備校まとめ記事』は現在、作成中なので完成しだい載せますね。今回は、時間のない社会人の方にめちゃくちゃおすすめな予備校を紹介します!
その予備校が『スタディング』です!
価格はなんと、驚安の55,000円~
社会人経験者に特化したコースもあり、一般教養試験+経験者論文+経験者面接+職務経歴書を対策してくれる!
完全オンラインなので、スマホ1台でどこでも勉強ができます!
会社へ出勤中、退勤中の満員電車でも参考書を開かずに勉強できます。
参考書なども持ち運ぶ必要がないので荷物にもなりません!
さらに、音声のみのダウウンロードも可能なので、家事や育児中に耳からも学習できます!
社会人は、まとまった時間がなかなか取りにくいですよね…
そのような方にこそ、完全オンラインの『スタディング』がおすすめです!
気になる方は、無料体験もあるので↓のボタンから体験してみてください!
経験者論文・経験者面接
社会人枠での採用となると、筆記試験も大切ですが、よりウエイトを占めてくるのが【論文試験】と【面接試験】です。
自治体側の意図として、社会人枠で採用したい人は、「即戦力になる人」ですよね。
また、新採用と違い採用後は、数年で係長や課長になる可能性もあるわけです。
そのため、論文での文章1つ、面接での発言1つ取っても重要度が高くなります。
社会人枠の筆記試験はあくまでおまけ、論文・面接試験が本番だと認識しておきましょう。
論文・面接の対策は独学でも大丈夫?
論文や面接は、第三者の主観が入るものなので独学の対策は厳しいと考えています。
そのため、上記でも紹介した『スタディング(社会人経験者コース)』などの予備校に通い、添削や面接対策を実施するのがベスト!
特に、面接試験はその場の緊張感がありますし、面接官によって質問の切り口などに違いがあるため複数人の方と面接練習を実施することが望ましいです。
面接対策については、「【公務員試験】おすすめの面接対策はこれ!」に記載しているので参考にしてみてください!
まとめ【社会人枠での採用は頑張り次第!】
本日は、「公務員試験における社会人枠」について解説してきました。
~まとめ~
●倍率は基本的に10倍以上
●試験形式は『一般試験』と『社会人経験者枠』の2通りある
●筆記試験、論文・面接試験ともに予備校での対策がおすすめ
社会人枠は一般試験と比較して、倍率も高く難易度は高いと言えます。
しかし、条件はみんな同じです。今までの経験をいかに相手に伝え、採用したいと思わせられるかが鍵になります。
皆さまの公務員への転職を心から応援しています!
コメント