就職試験でSPI3テストセンターを受けることになったけど初めての受検だから
受検までの流れや注意点とか教えてほしい。
本日は、SPI3のテストセンターを初めて受検する方に向けて、テストセンターの概要や受検までの流れ、受検時の注意点、対策方法まで詳しく解説していきます。
SPI3には、テストセンターのほかに、ペーパーテストやWEBテスティングなど様々な形式があります。
それぞれの形式で出題範囲や問題数などが異なるため試験形式は必ず確認するようにしてください!
本日は、その中でも就職試験の実施率が最も高いSPI3テストセンターについてご紹介します。
ぜひ、この記事でSPI3テストセンターの概要を掴んで就職活動に活かしていただければと思います。
【この記事を書いている僕は】
● 2021年度に就職活動を実施(完全独学)
● 公務員試験とSPI3を併用して各自治体を受験!!
● 4つの自治体を受け、すべてに上位で合格
【SPI3】テストセンターとは?
テストセンターとは、企業などの就職試験で使用されている【SPI3】をパソコンを用いて外部の会場で受ける試験形式の事です。
【SPI3】の試験形式には、以下の4つがあり、そのうちの1つという訳です。
テストセンターの概要
テストセンター | 制限時間 |
性格検査 | 約30分 |
能力検査 (基礎能力検査) | 約35分 ※1問ごとの制限時間は問題により異なる |
テストセンターは、各自パソコンを用いてパソコン上に解答を入力していくスタイルです。
試験形式は、制限時間内に答えられる分だけ答えていく方式のため、出題数は決まっていません。そのため、極端に言えば10問しか解答できない人、100問解答できる人もいるわけです。
さらに、1問ごとにも制限時間が定められており、答えられない場合は次の問題に進んでいきます。
1問あたりの回答時間が短く、正確に答えられる人が高得点を取ることができる試験です。
出題分野
テストセンターは上記図のように、【性格検査】と【能力検査(基礎能力検査)】に分かれており、【能力検査(基礎能力検査)】は、さらに【言語分野】と【非言語分野】に分かれます。
テストセンターにおける【言語分野】と【非言語分野】の出題範囲は以下の通りです。
出題範囲【言語分野】 | テストセンター |
二語の関係 | ○ |
語句の意味 | ○ |
語句の用法 | ○ |
空欄補充 | ○ |
文の並び替え | ○ |
文節の並び替え | ○ |
長文読解 | ○ |
熟語の成り立ち | ー |
出題範囲【非言語分野】 | テストセンター |
推理 | ○ |
確率 | ○ |
集合 | ○ |
場合の数 | ○ |
速度算 | ○ |
年齢算 | ー |
通過算 | ー |
損益算 | ○ |
整数 | ー |
資料解釈 | ○ |
代金の精算 | ○ |
割合 | ○ |
割引算 | ○ |
分割払い | ○ |
装置と回路 | ー |
物の流れと比率 | ー |
不等式と領域 | ー |
企業によっては、「英語(ENG)」や「構造的把握力検査」などを追加で実施する可能性もあるため十分に確認しておきましょう!
その他の受験形式の出題分野について詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。
出題問題
テストセンターは出題される問題が人によって異なります。
なぜなら、出題される問題は、受検者の「回答率」「正答率」によって以下のように決まるからです。
そのため、焦らず1問1問正確に答えることを意識しましょう!
受検場所
テストセンターの受検場所には、下記の2つがあります。
2つの受検場所を設定することで、全国どこにいてもSPI3テストセンターを受けることが可能になっています。
※リアル会場についての詳細はこちら
必要物品
テストセンターの受検時に必要な物品は以下の3つです。
①パソコン(自宅で受検する場合のみ)
②本人確認書類:免許証、パスポートなどの顔写真付き身分証明書
③受験票
計算するために必要な筆記用具やメモ用紙などは、テストセンターの会場で貸し出されます。(受検者全員が同じものを使用するため)
自宅で受検する場合は、各自パソコンを用意する必要があります。
推奨されているパソコン・スマートフォン環境はこちらをご覧ください!
上記3つは忘れずに、用意しておきましょう!
申し込みから受検までの流れ
流れは以下の通りです。
企業から受検依頼のメールが届く
まずは、企業から受検依頼のメールが届きます。
①メール内のURLからテストセンターの受検手続きを行うページにログイン
②【初めてテストセンターを受検される場合】の【ID取得】をクリック
③必要な情報を入力し、登録する
④メールでテストセンターのIDが送られる
発行されたテストセンターIDは今後の予約時にも必要になるので、メール自体を削除しないように注意してください!
受験日時と場所を予約
テストセンターID取得後は、Web上で企業が指定した日付から受験日時と受検場所を選択し予約を行います。
この段階ではまだ、仮予約の状態です。
仮に、都合が悪くなり予約した日に受検できない事態が起こっても、受検当日の1時間前までは変更・取り消しが可能なため安心してください!!
企業からメールが届き次第、すぐに予約を押さえちゃいましょう!
性格検査を実施する
仮予約が完了すると、性格検査を実施する旨のメールが届きます。
メールが届き次第、自宅のパソコン・スマートフォンから性格検査を受けましょう。
性格検査の実施を受けて、受検日時と場所の「仮予約」が「予約」に変わります。
解答期限は、仮予約を行った日の27:00(翌日の深夜3:00)までです。
解答できないと仮予約はキャンセルされてしまうため、性格検査は早めに実施することをおすすめします。
予約した日に受検する
後は、受検日に会場にいき、SPI3を受けるだけ!
受検時の注意点などは後程解説します。
【SPI3】テストセンターの対策方法
テストセンターの試験対策は以下の2つがおすすめです!
参考書を周回して解法パターンを暗記
おすすめの参考書はこちら!↓
手順として、まずは問題になれること!
テストセンターの問題は、比較的公務員試験に似ていて、使用する公式や概念は中学校・高校で習うものばかりですが設問の聞かれ方がやや複雑です。
そのため、これが本当のSPI3テストセンターだ!を2~3周ほどして問題の傾向を掴みましょう。そして同時に問題の解法パターンも暗記できるとベスト!
基本的な問題になれて来たら、今度は応用編で、SPI3&テストセンター 出るとこだけ!を時間制限を設けながら解いていきます。
この2冊を使いながら、計画的に勉強することで間違いなく力がつきます!
ぜひ、参考にしてみてください!
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【当日は早めの行動を!】受検時の注意点
早めの予約を!!
時期によっては、受検の繁忙期で自分の予定に合う日程で予約できない可能性があります。
そのため、企業から受検依頼のメールが届き次第、すぐに仮予約を行いましょう。
そして、性格検査を実施して、できるだけ早く予約を確定させましょう。
受検当日は15分~30分前には到着を!!
受検場所や日時によっては、当日の受付が混むことも考えられます。
当日の流れとしては、以下の通り
受付を済ましてから、能力検査開始までの時間も考慮して15分~30分前には会場に到着し受付を済ませるようにしましょう。
受検前の操作確認はスキップしない!
受検前には、画面操作のオリエンテーションが行われます。【言語分野】【非言語分野】1題ずつ出題され解答方法、画面の見方などを教えてくれます。
ここを「まあ、わかるでしょ!」とスキップするのはNG✖
解答方法や制限時間の見方など、重要な部分なので必ず最後まで聞くようにしてください!
リラックスできる服装で!!
受検だからと言って、スーツなどで試験を受けにくる方も多いですが、服装の規定はありません。
受検会場にいるのは、就職先の企業の人ではないので集中できる服装でOK!
自分の力が最大限発揮できる環境を整えましょう!
まとめ【前回の受検結果を有効活用するのもあり!!】
本日は、SPI3テストセンターの全体像から受検までの流れ、対策方法などを解説しました!
●テストセンターの問題は受験者の「回答率」「正答率」によって異なる
●企業から受検依頼のメールが来たらすぐに性格検査を実施!
●テストセンター対策は問題集とアプリの併用がおすすめ!
●受検当日は時間に余裕をもって行動を!
テストセンターは前回結果(1年以内に受けたテストセンターの結果)の再利用も可能です!
注意点としては、以下の2点
・前回受けたテストセンターの結果は自分ではわからない
・直前に受けた結果が送られるため自分で選択できない
企業側は、再利用なのか、新しく受検したのかはわからないようになっています。
受検者の約半数は、前回結果の再利用をしているというデータもあるみたいなので注意点を理解しつつ有効活用をして就活を進めていきましょう!
本日も最後までご覧くださりありがとうございました!
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