SPI3試験の評価項目ってなに?
SPI3試験は何をみられているの?
本日は、こういった悩みを解決する記事を用意しました。
「SPI3」よく聞くけど、何を評価されて、何をみられているのか不明瞭なところがあると思います。
【この記事をみることで】
▶SPI3試験の受験者に求められている能力がわかる
▶SPI3試験の評価基準がわかる
▶出題される問題の趣旨がわかる
そもそも、「SPI3試験とは?」という根底的な部分を掘り下げて解説していきます。SPI3を受けようと思っている方は、ぜひ、読んでいってください!
【この記事を書いている僕は】
● 2021年度の公務員試験を受験(完全独学)
● 公務員試験とSPI3を併用して各自治体を受験!!
● 4つの自治体を受け、すべてに上位で合格
SPI3とは?
SPI3とは、就活・転職・人材育成などを手掛ける大手企業【リクルート】が実施している適性試験のことです。
様々な企業の就職試験で使用されていて、大企業から中小企業まで約14,000社が導入しています。
SPI3は、主に【性格検査】と【基礎能力検査】に分かれていて、さらに【基礎能力検査】は【言語分野】と【非言語分野】に分けることができます。
皆さんが、参考書や問題集で対策するのは、この【言語分野】【非言語分野】になるわけです。
SPI3の試験形式
SPI3の試験形式は、以下の4つがあります。
詳細は、こちらの記事に書いていますのでご参照ください!↓
それぞれの形式で、試験の受け方や出題問題数、試験範囲などが異なるため、受験する際には試験形式を十分確認するようにしてください!(試験範囲については後述します。)
SPI3の難易度
就職活動における試験と言えば、【SPI3】と【公務員試験】が代表的だと思います。
両者を比べると、難易度が高いのは【公務員試験】です。そのため、公務員試験の勉強を中心に行っていればSPI3の対策は十分!と言われたりします。
しかし、SPI3のみの受験の場合は別途対策が必要です。
なぜなら、公務員試験と比較すると簡単ですが、初見ではかなり難しさを感じる試験内容だからです。
さらに1問あたりの時間制限、問題量の多さなど「初見殺し」の内容が盛りだくさんであるため対策を十分にしておくことが求められます。
SPI3の出題範囲
SPI3の試験範囲は以下の通りです。
【言語】出題分野 | テストセンター | WEBテスティング | ペーパーテスト |
二語の関係 | ○ | ー | ○ |
語句の意味 | ○ | ー | ○ |
語句の用法 | ○ | ー | ○ |
空欄補充 | ○ | ○ | ー |
文の並び替え | ○ | ー | ー |
文節の並び替え | ○ | ○ | ー |
長文読解 | ○ | ○ | ー |
熟語の成り立ち | ー | ○ | ○ |
【非言語】出題分野 | テストセンター | WEBテスティング | ペーパーテスト |
推理 | ○ | ○ | ○ |
確率 | ○ | ○ | ○ |
集合 | ○ | ○ | ○ |
場合の数 | ○ | ○ | ○ |
速度算 | ○ | ○ | ○ |
年齢算 | ー | ○ | ー |
通過算 | ー | ○ | ー |
損益算 | ○ | ○ | ○ |
整数 | ー | ○ | ○ |
資料解釈 | ○ | ○ | ー |
代金の精算 | ○ | ー | ー |
割合 | ○ | ○ | ー |
割引算 | ○ | ー | ○ |
分割払い | ○ | ー | ○ |
装置と回路 | ー | ー | ○ |
物の流れと比率 | ー | ー | ○ |
不等式と領域 | ー | ー | ○ |
上記でもお伝えした通り、試験形式(テストセンター、Webテスティング、ペーパーテスト)によって出題範囲が異なるため、受験案内や企業・自治体のホームページを参考に確認しておきましょう!
SPI3の評価項目
では、本題に入っていきます。
SPI3という試験は、ただただ点を取れば良いという訳ではありません。そもそも、SPI3というのは「その人の人となり、受験者の能力が希望の企業、職種に適しているか」を判断するためのものです。
その判断基準に以下の3つの項目があり、SPI3という試験を通して適性があるかを見極められている訳です。
●文章理解力
●論理的思考力
●情報収集力
文章理解力
文書理解力は、文章を読み取り、その内容を正確に理解し、要約や整理を行う能力です。
具体的には、文章の主旨を把握することや、文章の構造や論理展開を把握することが求められます。
仕事をする上で、相手の話を素早く理解する、自社の商品やサービスの良さを分かりやすく伝える、そういった能力をみられています。
論理的思考力
論理的思考力は、論理的に考え、正確かつ合理的な判断を下す能力です。
具体的には、仮説や問題点を見つけ、それを解決するための論理的な手順を考えることが求められます。
現代人は問題を解決する能力は高いが、問題を見つける能力は低いとされています。論理的思考力は、与えられた情報から新しい問題を見つける力をみられていて、そういった人材を社会は欲している訳です。
情報収集力
情報収集力は、必要な情報を的確に収集し、その情報を適切に整理する能力です。
具体的には、情報収集の手順や方法を理解し、効率的に情報を集めることが求められます。
現代は情報社会と言われ、情報が溢れかえっています。その中で、今必要な情報は何で、その情報をどのように集めるのか、そういった能力を試験を通じてみられています。
上記のように、SPI3には様々な評価項目があります。
その項目を評価・判断するために問題が出題されている訳です。
「合格に必要な点数」「合格ラインを越えるための対策」などももちろん大切ですが、SPI3の本質は受験者の能力がその企業・職種に合っているかを判断するもの!
そういった観点も意識して、対策に取り組んでみてください!
以下では、評価項目に沿った問題形式と出題範囲を具体的に紹介していきます。
文章理解力の問題パターン
文章理解力を問われる問題は以下の2つのパターンが存在します。
●文章の理解に関する問題
●文章構造や論理展開に関する問題
文章の理解に関する問題
文章の中から、著者の考えや主張を特定する問題です。
文章の内容や文脈を読み取り、文章の中心となる部分を見つけ出す力が必要です。
また、文章の中に記載されている詳細な情報を読み取る力も必要になります。文章の中から必要な情報を探し出し、正確に把握することを意識しましょう。
【具体的な出題範囲】:長文読解、内容把握、要旨把握 など
文章構造や論理展開に関する問題
文章の中には、様々な文体や表現方法が含まれています。
このような文章を正確に理解し、文章の構造を読み取る問題です。
問題文章の構成や内容、流れを把握し適切に整理していく力が求められます。
一朝一夕では、身に付かなに能力なので、日頃からの意識が重要です!
公務員試験においては、文章理解の解き方や考え方が参考になります!
【具体的な出題範囲】:空欄把握、並び替え など
公務員試験の文章理解についてはこちらを参照ください!↓
日頃から、様々な種類の文章を読んでおこう!
文章の構造や意味を正確に理解する力を養っておくことが大切!
論理的思考力の問題パターン
論理的思考力を問われる問題は以下の3つのパターンが存在します。
●仮説や問題点を見つける問題
●論理的な手順を考える問題
●グラフや表を用いた問題
仮説や問題点を見つける問題
与えられた情報やデータから、仮説を立てる問題です。
正確な情報を読み取り、それに基づいて論理的に仮説を導き出す力が必要です。
PDCAサイクルの根幹をなす能力!
【具体的な出題範囲】:推理、料金の精算、装置と回路 など
論理的な手順を考える問題
複数の情報や主張を組み合わせ、論理的に一貫した議論を構築する問題です。
複数の情報を正確に理解し、それらを論理的に整理する力が求められます。
さらに、与えられた条件や前提条件を読み取り、それに基づいて論理的な結論を導く力も必要です。
文章理解力も活用して解き進めていくため、かなり厄介な問題が多いです。
公務員試験においては、判断推理の解き方や考え方が活きると思います!
【具体的な出題範囲】:非言語分野全般、言語分野の並び替え など
公務員試験の判断推理についてはこちらを参照ください!↓
グラフや表を用いた問題
数式やグラフなどの表現方法を読み取り、それを論理的に分析する問題です。
数式やグラフを正確に理解する力が必要です。
この分野は、中学校・高校で学んだ数学の知識が活きます!さらに公務員試験の分野だと、数的推理の解き方や考え方が活きると思います!
【具体的な出題範囲】:資料解釈、不等式と領域 など
公務員試験の数的推理についてはこちらを参照ください!↓
論理的思考力とクリティカルシンキングの能力が必要!日頃から、問題解決のために仮説を立てる練習をしておこう!ビジネス書などを読むことも効果的!!
情報収集力の問題形式
情報収集力を問われる問題は以下の2つのパターンが存在します。
●正確な情報収集に関する問題
●複数の情報を適切に整理する問題
正確な情報収集に関する問題
与えられた文章やデータから、正確な情報を抽出する問題です。
文章中の重要な情報を見極め、正確に理解する力が求められます。
【具体的な出題範囲】:言語分野、非言語分野全てに共通
複数の情報を適切に整理する問題
与えられた複数の情報を整理し、分類する問題です。
膨大な情報の中から必要な情報を見つけ出し、整理する力が求められます。
現代人にとってかなり重要な能力!情報リテラシーを高めておくことが鍵!
【具体的な出題範囲】:長文読解、並び替え、非言語分野全般 など
日頃から、情報収集に積極的に取り組んでおこう!
そうすることで、能力を高めることができます!
SPI3の具体的な対策方法
上記では、SPI3の根底にある評価項目や基準についてお話してきました。
ここからは、評価項目や基準を突破するための対策方法をご紹介していきます。
対策方法は以下の3つです。
●参考書、問題集を解く
●アプリや無料問題サイトを使う
●予備校に通う
参考書、問題集を解く
SPI3にも試験対策のための参考書、問題集が存在します。
私のおすすめはこの2つ!
赤い参考書は、テストセンター、webテスティング、ペーパーテストの3つに対応しているため1冊持っておけば柔軟に対応できます。
青い参考書は、テストセンターに絞られたもの!SPI3においてテストセンター形式が占める割合は約70%ほどと言われています。そのため、テストセンター1本で行くという方には、おすすめです!
上記2つとも解説がわかりやすく、とっつきやすい問題集なので迷っている方は是非!
アプリや無料問題サイトを使う
参考書や問題集を持ち運ぶのがめんどくさいよ
通勤・通学の電車は混んでるから開けないし・・・
こういった方も少なくないと思います。
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予備校に通う
上記2つに比べるとあまりおすすめできませんが、予備校に通うのも1つの手です。
しかし、予備校に通うとなると、お金もかかるし交通費もかかる。就活をしていてアルバイトも中々できない状況でさらに追い打ちがかかりますよね。
なので、まずは先ほど紹介した2つの方法を試してみてほしいのですが、
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まとめ
本日は、SPI3の評価項目と対策方法についてお話してきました。
●SPI3の評価項目には、【文章理解力】【論理的思考力】【情報収集力】がある
●それぞれの項目を評価するために問題が出題される
●対策には、参考書やアプリがおすすめ!
SPI3はあくまで受験生の能力がその企業・自治体に合っているかをはかるものです!
そこの根本的な目的を忘れず、勉強に打ち込んでください!
皆さんの挑戦を心から応援しております!
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