●文章理解で英語長文だけ点数が取れない
●英語長文で点数を取れるようになりたい
本日は、こういった悩みを解決する記事を用意しました!
公務員試験において、文章理解はかなり大切な科目です。ここを取れるか取れないかで合否が決まると言っても過言ではない!
そこで、文章理解で平均9割取れるようになった【英語長文の解き方のコツ】をお伝えします!
【この記事を読むことで】
▶本文・選択肢の目の付け所がわかる
▶解き方の流れがわかる
▶英語長文の苦手意識がなくなる
ぜひ、最後まで読んで英語長文のコツを掴んでください!
【この記事を書いている僕は】
● 2021年度の公務員試験を受験(完全独学)
● 4つの自治体を受け、すべてに上位で合格
● 大学時代は公務員試験について調べまっくた公務員試験オタク
初めに!!僕が公務員試験対策で使用していた、文章理解の参考書をご紹介しておきます!
どの参考書を使えば良いか悩んでいる方、【これを使っておけば間違いない!】ものを厳選していますので参考にしてみてください!
また、今回の記事はお手元に参考書などをご用意いただくと、より分かりやすい内容となっています。※無くてもOK!
✔初めて公務員試験を受ける方はこちらも参考に!↓
【文章理解】英語の位置づけ
まずは、公務員試験の英語の位置づけについてお話していきます。
そもそも、英語とは【文章理解】という科目のなかの1単元です。
文章理解の中には、以下の3つの単元があります。
●現代文
●英語
●古文
英語はそのうちの1つという訳です。
現代文についてはこちらの記事へ!↓
英語の出題レベル
公務員試験における【英語のレベル】ってどれくらいなの?
公務員試験における英語のレベル感は、【共通テストやセンター試験と同レベルもしくは少し簡単】このくらいの温度感です。
僕の個人的な感想になりますが、共通テストやセンター試験よりも簡単だったかなと思います。
ここは、得意・不得意があるため一概には言えませんが、ざっくりとしたイメージとして把握しておくと良いと思います。
英語長文の出題数
職種 | 出題数(現代文) | 出題数(英語) | 出題数(古文) | 計 |
国家一般職 | 6問 | 5問 | 0問 | 11問 |
国家専門職 | 6問 | 5問 | 0問 | 11問 |
国家総合職 | 4問 | 7問 | 0問 | 11問 |
特別区 | 5問 | 4問 | 0問 | 9問 |
地方上級全国型 | 3問 | 5問 | 1問(0もあり) | 9問 |
市役所A日程 | 3問 | 3問 | 1問(0もあり) | 7問 |
上記のように、英語は1試験あたり5問前後出題されます。
公務員試験は合格ラインが約6割と言われています。基本的には40点満点なので24点以上取れればいいわけです。
その、24点のうち5問(多ければ7問)が英語長文から出題されます。その割合はなんと20%!
さらに、現代文も合わせると約50%が出題されるわけですから、かなり重要な単元になります。
合格ラインの説明と突破するための勉強戦術はこちら↓
出題パターンを紹介!
英語には、出題パターンが4つ存在します。
●内容把握
●要旨把握(地方上級・市役所のみ)
●空欄補充
●文章整序
この出題パターンの特徴を理解して問題を解き進めることで、時間をかけず効率よく点数を取ることができるようになります。
以下でそれぞれ解説していきます!
内容把握
形式としては、5つの選択肢から本文の内容に合致しているものを選ぶというもの。
※選択肢は日本語で書かれています!
基本的には、本文中に答えが記載されているため、そこを見つけ出すリーディング力が必要になります。
要旨把握
形式としては、本文や著者の主張を正しく要約してある選択肢を選ぶというもの。
※選択肢は日本語で書かれています!
基本的には内容把握と同じようなイメージですが、選択肢を正しく理解するための読解力、その選択肢が本当に正しいかを本文から判断するリーディング力が必要になります。
(地方上級や市役所区分に出題される形式で、その他の試験区分にはあまり出題されません。)
空欄補充
形式としては、本文中に出てくる空欄( )に当てはまる語句を選択肢から選ぶというもの。
空欄補充は空欄前後の文が非常に重要になってきます。
そのため、空欄前後の文章を読み取るだけのリーディング力と選択肢中の接続詞や単語の意味を理解する単語力が必要になります。
文章整序
形式としては、出題される5つの文を正しい順番に並び替えるというもの。
文章整序は、文の流れを正確に捉える力が必要になります。
そのためには、接続詞や言い換えの表現( “But” “therefore” など)や英文独特の文章展開を把握しておくことが大切です。
以上4つの出題パターンを紹介しました。
どのパターンでも共通して重要なのが英語長文に慣れること!
そのため、英語には毎日触れる!(1日1英語長文+隙間時間で英単語)ここを意識して取り組んでみてください!
【内容把握&要旨把握】解く流れとコツを解説!
ここからは、出題パターン別に解法を紹介していきます。
【内容把握と要旨把握】を解くうえで押さえておいてほしい英語長文の特徴として(基本的に)選択肢の順番と本文はリンクしているということです。
この特徴を利用して、
●ざっと選択肢①~⑤を読み、本文の内容を把握
↓
●選択肢①が出てくるまで本文を読み進める
↓
●選択肢①の正誤判断
↓
●正解があるまで繰り返し、わかればすぐに次の問題へ
この流れが効率良く問題を解くためのコツです。ここを意識して解き進めましょう!
【内容把握&要旨把握】誤肢のパターンを理解する!
●数字に注目!
●主語を意識!
●言い過ぎ表現に注意!
●結論、結果の表現に注意!
数字に注目!
選択肢には、人数や年齢、金額など様々な数字が出てくることが多いです。正誤を見分ける際には、この数字に着目してみてください!
●本文ではten thousand(1万) → 選択肢では10万(桁が違う)
●本文ではlots of people(たくさんの人々) → 選択肢では少数で(人数が違う)
●本文ではmore than 10 pieces(10個を超える) → 選択肢では10個で(個数が違う)
主語を意識!
主語の違いが選択肢の正誤の判断材料になることもあります。
そのため、誰がその行動を起こしたのか、誰がその発言をしたのか、本文と選択肢を良く照らし合わせて判断していきましょう!
●本文ではMaryが「〇〇〇~」と発言 → 選択肢ではJohnが「〇〇〇~」と発言 ✖
●本文ではJohnが歩いてMaryの家に行った → 選択肢ではMaryがJohnの家に行った ✖
言い過ぎ表現に注意!
選択肢の中には、「必ず~」「常に~」「いつも~している」などのように言い過ぎた表現のものがあります。
本文にその表現があれば良いですが、たいていは解釈が行き過ぎていて不正解のことが多いです。
選択肢に【言い過ぎた表現】がある場合には、注意しましょう!
●make sure / be sure to / please (必ず~してください)
●always / at all times / ordinarily / commonly(常に)
結論、結果の表現に注意!
特に【要旨把握】の問題では、本文や筆者の伝えたいことが選択肢になっている場合が多いです。
そのため、結論・結果の英語表現(ディスコースマーカー)に注意して本文を読み進めることで効率よく確実に問題を解くことができます。
●【結論の表現】therefore / thus / hence / accordingly (したがって~)
●【結果の表現】consequently / as a result / so / as a consequently (その結果~)
ぜひ、この上記4つを意識して問題を解いてみてください!
空欄補充のポイント【前後の文をヒントに!】
※この単元は、お手元に参考書を用意していただくとよりわかりやすくなっています。
空欄補充を解く際のポイントは、空欄のある文、その前後の文を読み解くことです。
空欄補充は本文中に空欄( )が2~4つほどあり、その空欄に合う単語の組み合わせを選択肢から選ぶ問題です。(以下、選択肢のイメージ)
1:(ア)work (イ)therefore
2:(ア)work (イ)but
3:(ア)play (イ)because
4:(ア)holiday (イ)therefore
5:(ア)holiday (イ)but
この場合、とりあえず(ア)もしくは(イ)を入れて読んでみる!
どこか1つでも確定できれば、選択肢を絞ることができます。この時、空欄のある文だけを読んでもわからない場合が多いので、流れを理解するためにも前後の文章を読むことが大切です。
基本的な解き方は、現代文の空欄補充と同じ!急に知らない単語は出てきません!前後の文に必ず何かしらのヒントがあるため、そのヒントを頼りに解き進めてみてください!
文章整序のポイント【選択肢を頼りに解く!】
※この単元は、お手元に参考書を用意してただくとよりわかりやすくなっています。
文章整序のポイントは、選択肢を頼りに絞りこみ、接続詞などを踏まえて答えを出す!です。
文章整序は、話の流れが合うように短い英文を並び替える問題です。
文章整序の厄介なところは、ヒントとなる文がなく、いきなり並び替えが始まるところ。最初の文が何から始まるのかわからないんです。
そのため、まず見るべきところは【選択肢】です。
(選択肢の例)
1:【ア】→【エ】→【イ】→【ウ】→【オ】
2:【ア】→【イ】→【ウ】→【エ】→【オ】
3:【ウ】→【イ】→【ア】→【オ】→【エ】
4:【エ】→【ウ】→【イ】→【ア】→【オ】
5:【エ】→【イ】→【ウ】→【オ】→【ア】
この場合、最初に来る選択肢は【ア】【ウ】【エ】なので3択になります。【ウ】の可能性はほとんどないので実質【ア】か【エ】の2択です。
続いて【ア】から始まった場合、次に来るのが【エ】か【イ】。この文のつながりは不自然でないかを検討します。
同様に【エ】から始まる選択肢も検討していくと、どうやら【ア】→【エ】、【ア】→【イ】は繋がりそうにないと分かります。
ということは、最初は【エ】であると分かるの、選択肢4・5のどちらかになります。
こういった感じで、まずは選択肢をみて絞る。ここが大切です。
後は、読みやすい英文から読んでいき、内容をすり合わせていくだけ!順番通りでなくても、どこか1つでもつながりがわかれば一気に選択肢は絞られます。
接続詞や言い換えなどの表現に注意しながら並び替えていくとより確実に解けるようになるのでおすすめです!
まとめ【英語長文は毎日触れよう!】
本日は、文章理解における英語の解き方について解説してきました!
●英語長文は「内容把握」「要旨把握」「空欄補充」「文章整序」に分けられる
●「内容把握」「要旨把握」は誤肢パターンの理解が大切
●空欄補充は空欄( )前後の文をヒントに解く
●文章整序は選択肢から絞り込むと解きやすい
最初にもお伝えしましたが、英語の点数を上げるにはとにかく英文に慣れることが大切です。(日本語と英語の文章は作りが違いますからね!)
そのため、1日1英文をおすすめします!
はじめはできなくて当然です。上記で説明した解き方の流れやポイントを意識してくり返し問題演習をしていけば必ず、コツを掴める日が訪れます。
コツさえつかめれば平均9割、満点も夢ではありません!文章理解で満点が取れればかなり合格に近づきます!
是非、この記事で紹介した方法で英語の解き方のコツを掴んでください!
この記事が皆さんの英文読解飛躍のきっかけになると嬉しいです。本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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